ハタヨガ基礎講座 ヨガの基礎的な練習法の基礎
@大阪&HOME

こちらはワナカムヨガスクールを代表する名シリーズである。

基礎を大切にするマスター・スダカーならでは、の講座である。

 

本日のメニューは

「ウッカターサナ」

通称“チェアポーズ”と



「アルダカティチャカラーサナ」

通称”サイドベンド”だった。
 

例えば、このどちらのアサナも

インスタで見かけるポーズでもない。

 

でも、マスター・スダカーの言葉を借りるなら

「とてもベーシックなアサナで

他のアサナを上達させるポーズであり

これをしっかり練習しておくなら

アサナ練習で起こる怪我を防ぐことができる」そうだ。

 

また、「マットの上での練習への効能以上に

日常生活を快適させるという意味での

効能がとても高い」二つのアサナだそうだ。

 

とはいえ、チェアポーズであり

サイドベンドを

4時間かけて存分にその効能と方法を体験させてくれるクラスは

ここ以外に探すは難しいだろう。

 

そして、クラスは

インドで最近あった実話のシェアから始まり

そして、サソリの話へと向かう。

 

唯一母の姿を見ることのない生き物がサソリ

だと言われている。

それは、サソリの母親とは、

自分の背中に産み落とした幼虫をのせて

その子供たちである幼虫は、母親を食べて

独り立ちしていく、のだと。

だから、子どもたちが独り立ちしていくときに

母親は栄養を与え尽くし

その命を終えるのだという。

 

サソリとは、毒で有名な生き物であるが

その毒を自分を食べて生きる幼虫に向けることは

決してないのだという。

 

育ったサソリが母になったときにはまた

同じように

自分自身もその身を捧げるのだ、と。

 

美しき自然の姿である。

 

そんな自然と共に生きる生き物の生き様を

マスター・スダカーは

話して下さることが多く

その度に、欲にまみれ、純粋さを失った人間の姿に

我が身を思い知らされる。

 

怒り、否定的な思考、復讐心、そんなものを大きくするのなら

本来持っている自分の良さを大きくすることは

できないのだ、と。

 

そしてまた、

サソリに話を戻し、

母親側から見るなら、与えるという特質であるが

その幼虫側から見るなら、ひたすらに奪う、という特質を

内包している、と言える。

 

どちらもある、のだ。

でもどの瞬間にどの側の自分を前に出してくるのか

それを自らで選択できる、という力を

神様から与えられているのが、人間なのだ。

 

また、この相反するものを半分ずつ持っている

これこそがアルダカティチャカラーサナの

その特質ともリンクするのだ、と。

 

また、その自身が持っている力は

ウッタカターサナの象徴する“力”とリンクするのだ、と。

 

また、その特質は

一旦持つことは簡単だが

それを維持し続けるのは、容易ではない。

 

いい人であることも

母親として全うすることも

生徒であり続けることも

先生として強く立ち続けることも

一瞬奇跡のようなことはできても

それを持続させていくのは

正しい判断に基づく継続的な強い意志が必要だ。

 

今日のこの二つのアサナは

そんな強さを持ち続け

気づきを正しく持つことを後押ししてくれるアサナだ。

 

今日教わった基礎的で

なかなかにハードな練習を日々続けるなら

安定したマインドと

どんな感染症にも怯むことのない

強い健康的を体を得ることができるだろう。

 

そしてそれもまた、一瞬得るだけはなく

継続的にそれを持てるか、どうか、である。

 

朝チャレンジという素晴らしい健康を維持する機会を

どの人も持ちたい。


次回のハタヨガ基礎講座@HOMEは7月24日 
詳細はこちらをご覧ください↓
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