2月24日満月の瞑想講座

「大いなる力と繋がるには、どうしたらいいのか」

という質問が、瞑想講座のあとによくあるそうで、

それに関する回答を“トリグナ”を軸に話してくださった1時間でした。

 

その説明がわかりやすいのと同時に

我が身を振り返る問いかけが

次々と浮かんでくる、そんな時間でした。

 

「すごい」と感激しながら

大きくうなずく1時間でした。

 

 

もう10年以上も前に

初めてマスター・スダカーのワークショップに参加した時に

打ちのめされた言葉が

「不平不満を言うのをやめなさい」という言葉だったことを

今でもよく覚えています。

 

なるほど、それこそが”タマシック”な状態

ということだったのか、と。

 

認めてほしい、ほめてほしい、結果が欲しい

自由が欲しい、お金がほしい、時間が欲しい、才能がほしい…

と、ほしい、ほしいと言っているばかりで

自分では何の行動も移さないからこそ

不満であふれ、

うまく行かないことの原因を他者のせいにして

それを簡単に口にしてしまう…。

 

それでいて、”ラジャシック”な人をみると

あのひとはガツガツしている

一緒にいると疲れる

そんなことを思ったり、言ったり。

 

たしかにそうなのだ。
一点集中して突き進んでいる人なんて

タマシックな自分にとっては

嫉妬の対象であり
でも、そんなことは認めたくないという気持ちが働く。

実のところは、脅威を感じる存在でしかない。

だって、自分は1ミリも動けないのだから。

 

 

タマシックを増大させながら

ラジャシックな人をうらやむ

足踏みをしている自分に身に覚えがある…。

 

 

まず、タマシックであることを止める、

そしてラジャシックで居続けるなら
いつかサトヴィックへ自然と変容していくという、

なるほど、と膝を打つ明快なお話でした。

 

 

アヒルとワシの例もわかりやすく

いつもマスター・スダカーに

「Fly high」

と言って頂くことも、

ここにも繋がっていくのか!と。

 

サトヴィックの段階にあるならば

もう欲しがってばかりいるラジャシックの段階も超えて

神の方から愛される!

 

ヨガのお話で

向かう方向は漠然とわかっていても

そこに至るプロセスが描けないと感じることが度々あります。

でも、今回のお話は

そのプロセスがとてもわかりやすくイメージできました。

 

だからこそ、

マスター・スダカーは

「サトヴィックであれ、なんて言わない

まずはタマシックであることに、気づきを持ちなさい」と

おっしゃいました。

 

 

そしてその気づきをもつ、とは

やってしまった、これからは気をつけよう

ではなくて

やってしまう前に、これってダメだよね、と気がつき

それはしない、ことなのだ、と

 

 

「知っていながら、わかってするのは、罪なのだ」

と言う言葉ともつながります。

 

 やってから気づくことは、

気づきではない、のだと。

苦しむ前に気づき、NOが言えるかどうか。

そこがタマシックから次の段階へと進む一歩となるのだと。

 

 

今日も神回、と呼びたくなる

“トリグナ”のお話が聞くことができました。

 

 

次の瞑想講座まで

真の気づきを一つでも多く持って

そしてそれに従う行動がとれますように。

 

 

マスター・スダカーの瞑想講座のお申し込みはこちら

https://vanakkamyogaschool.com/ja/workshop-ja/list-ja/

 






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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