シニアヨガ指導者養成講座のパート5
2023年1月14日
インドの大晦日と言われる”ボギー”にあたる日に
開講初日を迎えた
シニアヨガ指導者養成講座のパート5
インドでは家中の不要なものを燃やす日とされ
それにちなんで
私たちの内側にある
不必要な感情や思考も燃やし尽くそう、と
紙に書いて誓った。
ふと自分の内側を覗き込んでみると
いっぱいある、要らないもの…
内側を浄化してからいよいよ
アサナと、ここまで習ったポイントワークが
組み合わさっていく。
足首から膝、股関節、腰、肩、首と
全身の主要な関節に働きかける練習を
生徒の質問に答えながら即興で答えていく様に
ヨガの奥深さ
そして師の偉大さに感じ入るばかり。
驚きなのは
この3日間のシニアヨガの学びの中で
たくさんの人が長年抱えていた痛みを解消することができたのだが
直接マスター・スダカーがその場で触った人は
1人もいないのだ。
マスター・スダカーは香港の自宅におられ
生徒は日本全国の各地域の会場に地元の先生と共に
オンラインでつながりながらの受講スタイル。
マスター・スダカーは誰にも触っていないのに
痛みは、なくなる。
それは、マスター・スダカーの意図するところを
正確に汲み取って
生徒に施すことのできる地域の先生方がいてこそなのだが、
それはつまり、マスター・スダカーだけが
出来る技なのではなく
ヨガを正しく理解し用いることの出来る人ならば
同じく人の痛みをとることが出来る、ということだ。
こうして、師から弟子へと
細心の注意を払いながらヨガは受け継がれてきたのだろう。
そしてまた、
痛みが取れたことを喜ぶと同時に
なぜそもそも、痛みが生じたのか?
考えてみなさいと、マスター・スダカーは生徒に語りかける。
人によって原因は違い
理由も複合的で単純なものではないだろうけれど
自分にとってのその原因はどこにあるのか?
痛みが現れるのは肉体だが
肉体自体が傷んでいるのではなく
その痛み、傷は、どこからやってきているのか?
痛みがあっても
それを忌み嫌うばかりだった。
痛みの原因を見つめよう、
そんなふうに教えてくれたのは
マスター・スダカーが初めてだった。
今あるその痛みを消し去ったとしても
痛みがなぜ起こって
それとどう向き合い
手放していくかを実践しない限り
その痛みは、形を変えて追いかけてくる。
本来、プライベートレッスンで
行うシニアワークを
どんなふうにグループレッスンに取り入れていくか、などの
裏技も教わり
自分自身の痛みを解消したい人にとっても
指導法を学びたい人にとっても
充実の内容だった。
心身ともに日常生活が快適になっていくヨガを
教わった3日間。
ラストとなるパート6は5月の開講だ。